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郷学研修会の活動例の抜粋

 

 

 人は己の存在を認識する方法として、他人をいくつかのカテゴリーに当てはめたり、寄らば大樹のごとく人や組織に添うことによって補いや安定を得ることがあります。

 安岡正篤という教育者もさまざまな縁の果てに、政界のご意見番、昭和の黒幕、陽明学者など、左右の思想家や世俗の批評家によってさまざまな呼称がなされています。

 しかし、どれをとっても人間安岡を表すものではなく、また氏の増幅された人物像が軽薄な付属価値に翻弄されてきた感があることも否めません。

 いわゆる軽薄な「安岡ブランド」の粗製は、氏の残像や著作をなぞるといった安易な表層学に陥ることにもなり、その活用の仕方次第で弊害さえ語られるようになりました。

 私たちは氏から提唱された郷学作興と無名有力の本意を心根に宿し、それぞれの人格の特徴を自覚し、各々の場面で自己の制御と練磨に努めるべく応用活学を行ってまいりました。

 また世上垣間見ることのない洒脱な応答辞令に触れました。

 この度は騒々しい世俗の考察から離れ、安岡正篤氏の唱えた地域郷学作興の具現された地と、機会に深いご縁のある安岡正明先生を偲ぶひと時として、秩父連山を望む菅谷ノ荘の清明に浸り鎮想したいと思います。

場所  財団法人 郷学研修所

併設 安岡正篤記念館の訪問

 

会場  日興信用金庫 上板橋支店3F
      
 
講師     安岡 正明 先生   
  財団法人 郷学研修会理事長
   安岡正篤記念館館長  長野銀行相談役
 
講題        「世相を観る」

 

 情報をいち早く知り、知識を詰め込んでも功利的に利用するのみでは互いを衝突させ、社会が混乱するばかりです。人間そのものから人間力を得ても、その行動が社会の潤いにならなければ仕事も学問もその存在意味をなくします。

 日頃、比類なき御見識と剛なる精神を包含しつつも、たおやかで洒脱なお話を伺っておりますが、ご尊父の無言の教えにある人間学の活学、観学のさわやかな具現者としてお話を賜りたいと存じます。

世話人一同

マルクスは「資本論」のなかで、資本のスローガンとは、

「わが亡き後に洪水は来たれ」だと言ったが、臨海開発は結果としてみれば、そのスローガンの集中的表現におわる公算が強い。

 「こうした深刻な事態を、知事は知らないのではないか、都の役人や都議には、こういう事情をわかっている人はそれなりにいるが、それでも知事には進言できないだろう」

講師著  文芸春秋 5,6

 

会場  板橋産業文化会館 第四会議室
           
 
講師    佐野 眞一 先生    
   ノンフィクションライター  
 
講題  「クリーンにして     
自治の象徴が犯した世紀の罪」
 

会場    板橋大山クラブ

講師    佐藤槇一郎 先生

講題    世界に通じる心でアジアを興す

…列強の深謀遠慮はじつに日本を目標にしており、だから常に

色々な名目を作りだして日本が彼らと一致した行動をとってシナに対せざるを得ない様にさせているのです・・・・

      孫文から犬山田を通じて養毅に宛てた手紙より

 

    その他 主な研修会

 

 

「明治の人間学」

柳橋由雄 先生

 

「フジモリ大統領とぺル―」

ファン・カルロス公使

「宮中の語り部として」

卜部皇太皇后御用掛

「台湾と日本」

陳燕南代表所文化組長

「江戸はなし」

鹿島江戸消防記念会〃長

「児玉神社についたて」

山本児玉神社宮司

「国際化の大前提」

中村武彦 先生

「世界の中で<いま日本は」

小関哲哉 先生

 

「私が見た日本の政治」

弦念丸呈 先生

「I・Tセキュリティ」

大塚壽昭 当会顧問

「辛亥革命と日中秘史」

寶田時雄代表世話人

 

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